規制・法務 · Regulation & Compliance

米判事、TikTokへの監督終了に難色 子どもの個人情報保護めぐり

TikTokに対する旧命令の取り消しに、米判事が否定的な暫定判断を示した。8月の和解では、取り消しが追加1億ドルの支払い条件になっている。

子どもの個人情報を守るためにティックトック(TikTok)に課した裁判所の監督を終える申立てに、米判事が暫定判断で否定的な見解を示した。カリフォルニア州中部地区連邦地裁のジョージ・ウー判事が9月18日に示したもので、最終判断ではない。

  • 対象は、前身のミュージカリー(Musical.ly)に2019年に課された命令。米政府が取り消しを求めている。
  • 司法省が8月に公表した和解は、3億ドルを直ちに支払い、旧命令が取り消された場合に1億ドルを追加する条件だ。
  • 判事は、所有構造の変更や個人情報保護の改善、和解によって、旧命令が不要になったと政府は示していないとした。
  • 審理は9月21日に予定される。暫定判断は再申立ての余地を残して退ける内容で、和解全体を却下したものではない。

事業上のポイント

旧命令に基づく報告・記録保存の義務は、一部が2029年まで続く。判事は、金銭支払いには違反を抑止する効果がある一方、それだけでは将来の違反を見つけ、順守を確認する仕組みが不要になったとは示せないと述べた。

旧命令は事業を引き継ぐ会社も拘束し、所有者の変更だけでは終了を正当化できないとした。政府は和解の具体的条件を裁判所へ示しておらず、どの責任を解決し、将来の義務をどう執行するのかも判断できないとした。

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