規制・法務 · Regulation & Compliance
米バンドDemon Hunter、Netflixを商標権侵害で提訴 音源・商品・公演での名称利用を争う
バンド運営会社は、映画名を音源・商品・ライブ公演へ使うことで混同が生じると主張した。Netflixは訴えに根拠がないとしている。
米メタルバンドDemon Hunterの運営会社Hyde Laneが、ネットフリックスを提訴した。映画『KPop Demon Hunters』の名称を音源やライブ公演などに使うことが商標権を侵害し、消費者の混同を招くと主張している。
- Hyde Laneは8月18日、Netflix、Netflix Studios、ライブ興行会社AEG Presentsをカリフォルニア中部地区連邦地裁へ提訴した
- 請求は連邦商標権侵害、出所の虚偽表示、カリフォルニア州法上の不正競争、コモンロー上の不正競争の4件
- Hyde Laneは、音源、印刷物、衣料品を対象とする「DEMON HUNTER」の登録商標3件を保有する
- ライブ公演を対象とした旧登録は2025年2月に取り消された。Hyde Laneは同年12月に再出願し、審査が続いている
- 訴状は、Demon Hunterの公演券を子供向け公演と誤認して約500ドル分購入したとするメールを混同例として挙げた。Netflixは主張に根拠がないとしている
事業上のポイント
争点は映画の題名だけではない。Netflixはサウンドトラックや商品を展開し、AEGと世界コンサートツアーも発表した。訴状は、音源、印刷物、衣料品、ライブ公演での名称利用の差し止めに加え、利益返還や損害賠償を求めている。
NetflixとAEGの法務・商品・公演責任者が現時点で変えるべき判断は、名称利用を直ちに止めることではなく、未確定の訴訟リスクとして管理し、今後の裁判所命令を追うことだ。ツアーの都市と日程は未発表で、Justiaの独立した裁判記録で確認できるのは訴状提出までに限られる。裁判所が商標権侵害や差し止めを認めた記録はない。
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