規制・法務 · Regulation & Compliance

Ofcom、Netflix・Disney+・Prime Video を『放送並み』規制へ — 大手 VOD に字幕・公平性の義務

英 Ofcom が、英国ユーザー 50 万人超の大手オンデマンド配信(Tier 1 VOD)を放送並みに規律する草案を公表した。字幕 80%・音声解説 10%・手話 5% のアクセシビリティ義務と、ニュースの公平性などのコンテンツ基準を課す。配信の『恒常コスト』と編集自由度を左右する規制である。

英国の規制当局 Ofcom は 5 月 14 日、英国ユーザー 50 万人超の大手オンデマンド配信(Tier 1 VOD)を放送並みに規律する草案を公表した。対象は NetflixDisney+Prime Video など 20 を超えるサービスで、アクセシビリティとコンテンツ基準の二つのコードを新設する。

  • 対象は NetflixPrime VideoDisney+ に加え ITVX・Channel 4 など、Media Act 2024 が定める「英国ユーザー 50 万人超」の Tier 1 VOD 20 超
  • アクセシビリティ・コードは字幕 80%・音声解説 10%・手話 5% を義務化。コード公表 1 年後の中間目標は字幕 20%・音声解説 2.5%・手話 1%
  • コンテンツ基準コードは、ニュースの「適正な公平性・正確性」、18 歳未満の保護、公正とプライバシー、犯罪・憎悪表現の制限などを規律
  • 意見公募は 8 月 7 日まで。英国で 1,800 万人超いるとされる聴覚・視覚に障害のある人々のアクセス改善が目的

編集部の視点

Tier 1指定は、大手VODを放送局と同じ規律へ一度に近づける。字幕などの比率義務はカタログの制作工程に、ニュースの公平性は編集運用に別々の負担を生む。対象は英国利用者50万人超のサービスで、20を超える国内外の配信が該当する。比率と中間目標は意見公募中の草案であり、最終コードが出るまで確定した義務にはならない。

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