経営・戦略 · Strategy & Corporate

イベント予約のフィーバー、2億5,000万ドルを調達 既存株主は持ち分売却

新株発行で得る資金を海外展開や主催者向けツールに投じる。既存株主のアトレスメディアは全保有株を売却し、約2億500万ユーロの税引き後利益を得た。

ライブイベントの予約などを扱うフィーバー(Fever)は9月17日、新株発行で2億5,000万ドルを調達したと発表した。既存株主による持ち分の売却も別途明らかになった。

  • 調達は投資会社のEQT(イーキューティー)が主導した。既存投資家も参加している。
  • フィーバーは現在の55カ国を超えて展開を広げる方針だ。扱うエンターテインメントの分野を拡充し、イベント主催者や会場向けのツールにも投資する。
  • アトレスメディア(Atresmedia)は9月15日、フィーバー・ラブズ(Fever Labs)の発行済み株式の5%超に当たる全保有株を売却したと開示した。
  • スペイン紙シンコ・ディアス(Cinco Días)によると、買い手は既存株主のビトルビアン・パートナーズ(Vitruvian Partners)だった。

事業上のポイント

アトレスメディアの法定開示では、今回の売却対価は約2億2,700万ユーロ、税引き後利益は約2億500万ユーロとなった。2023年と2024年の売却も合わせると、同社がフィーバー株の売却で得た収入は計2億9,600万ユーロ、税引き後利益は約2億6,400万ユーロに上る。フィーバーへの新たな事業資金の供給と並び、既存株主が投資を回収した取引でもある。

— 読後の印象を教えてください — Tell the desk

関連記事