規制・法務 · Regulation & Compliance
ディズニー傘下ABC、免許審査訴訟で反論 番組の放送判断への影響を主張
ABCは、米連邦通信委員会(FCC)による前倒しの放送免許審査を巡る訴訟で反論書面を提出。番組出演の見送りやYouTubeへの公開を、審査による萎縮の具体例として挙げた。
ABCは9月17日、放送免許審査を巡る訴訟を打ち切るよう求めた米連邦通信委員会(FCC)の申し立てに反論した。報道や番組への報復として審査が始まったと主張し、手続きの停止を求めている。
- 対象はディズニーが保有するABCの8局。FCCは、雇用差別の疑いに関する調査に基づく前倒しの免許審査だと説明している。
- ABCが争うのは、免許を更新すべきかという判断の当否ではなく、報復的な手続きを始めたことの違憲性だとしている。
- ABCは、訴訟中の審査を止める仮処分も請求。審理は10月6日に予定されている。
事業上のポイント
反論書面は、審査の影響が既に番組の出演者選びや公開先に及んでいると主張する。ジミー・キンメル氏が上院候補へのインタビューを通常放送ではなくユーチューブ(YouTube)で公開し、FCCによる報復を理由に挙げた事例を引用した。
また、トーク番組「ザ・ビュー」も複数の政治候補の出演検討や映像の放送を見送ったとしている。これらはABC側が提示した被害の根拠であり、裁判所の認定ではない。ABCは、将来の免許不更新を争う手続きでは、現在の編集判断への萎縮を回復できないと訴えている。
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