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世界最大の音楽会社UMG、物言う投資家アックマンの644億ドル買収提案を全会一致で拒否 — 上場地を NYSE へ移す『New UMG』構想を筆頭株主が一蹴

世界最大の音楽企業 UMG が、644 億ドルの買収提案を全会一致で断った。物言う投資家アックマンの狙いは、上場の場を欧州から米国へ移し、欧州ゆえの株価の割安を解消することにあった。だが筆頭株主ボロレが「価格が見合わない」と一蹴。音楽メジャーの価値を巡る資本市場の攻防が表面化した。

UMG 取締役会は、パーシング・スクエア による 644 億ドルの買収提案を全会一致で拒否した。提案は上場地を欧州からニューヨーク証券取引所(NYSE)へ移す構想だったが、筆頭株主が「価格が見合わない」と退けた。

  • 提案は 1 株 €30.40(4 月 2 日終値に 78% 上乗せ)、対価は現金と新会社株の組み合わせで総額約 644 億ドル
  • UMG を米ネバダ州法人「New UMG」に作り替え、上場先をユーロネクスト・アムステルダムから NYSE へ移す構想だった
  • 筆頭株主 ボロレ(約 28%)は「価格が全く見合っていない」と反対、アックマン 自身も同社抜きでは取引不成立と認めていた
  • UMG は買収によらず、Spotify 株売却・自社株買い倍増・開示強化で株価の割安是正を図る構え

編集部の視点

終値を78%上回る提示でも、約28%を持つ筆頭株主が反対すれば取引は成立しなかった。今回の拒否は、買収価格の高さだけでなく、大株主の支持を先に得ることが支配権取得の条件になると示した。UMG は上場先を移す提案を退け、自社株買いと情報開示によって現在の市場で評価差を縮める責任を引き受けた。

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