広告・収益化 · Advertising & Monetization

テンセント Q1 広告収入 +20%、AI が動画広告を再加速 — 視頻号の利用時間も +20%

中国の動画ビジネスでマネタイズの軸が「コンテンツ課金」から「AI 駆動広告」へ傾いている。テンセントは 2026 年 Q1 で広告収入を 20% 伸ばし、AI による配信最適化が利幅を押し上げた。ビリビリの広告 30% 増と並べると、中国動画広告の AI 化という共通の地殻変動が見える。

中国動画大手2社の2026年第1四半期決算で、収益の伸びを牽引したのはコンテンツ課金でなくAIが最適化する広告だった。テンセントは広告(マーケティングサービス)収入を前年同期比+20%伸ばし、ビリビリも広告収入+30%で四半期黒字に転じた。

  • テンセントの2026年Q1は総収入1,964.6億元(+9%)、うち広告(マーケティングサービス)収入は382億元と全社の伸びを上回る+20%
  • 成長の主因はAIによる広告配信の最適化。自動運用ツール「AIM+」が広告主支出の約3割を処理
  • 短尺動画「視頻号(ビデオアカウント)」の総利用時間は前年同期比で20%超伸びた
  • テンセント・ビデオの有料会員(VAS、付加価値サービス)数は2.66億人で前年比ほぼ横ばい(-0.7%)
  • ビリビリの広告収入は25.9億元(+30%)で四半期ベースの黒字に転換、総収入は74.7億元(+7%)

編集部の視点

長尺動画の会員基盤は、広告を最適化するための安定した視聴時間としても収益を生む。テンセントは有料会員がほぼ横ばいでも、AIが広告主支出の約3割を処理し、広告収入を20%伸ばした。ビリビリでも広告の伸びが総収入を大きく上回り、課金者数だけでは両社の動画事業の価値を測れなくなっている。

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