経営・戦略 · Strategy & Corporate

中国音楽配信大手テンセント・ミュージック、売上5.8%増 音声配信の喜馬拉雅が4.07億人民元寄与

2026年第2四半期は音楽関連サービスが二桁成長した。音声配信の喜馬拉雅から4.07億人民元の収入が加わった。

中国の音楽配信大手テンセント・ミュージックは、今四半期の総収入が前年同期比5.8%増の89.3億人民元だったと発表した。

5月18日に買収を完了した音声配信の喜馬拉雅から、4.07億人民元の収入が加わった。

  • 音楽関連サービス収入は前年同期比11.0%増の76.1億人民元だった
  • 会員サービス収入は8.1%増の47.9億人民元だった。会社は増加要因として、通常会員より特典の多い上位プラン「SVIP」の拡大と、買収先の業績を自社決算へ取り込む喜馬拉雅の「連結」を挙げた
  • 総営業費用は12.0%増の13.0億人民元だった。会社は主因として喜馬拉雅の連結を挙げ、その影響には買収で計上した無形資産の価値を一定期間で費用化する「無形資産の償却」も含まれる
  • 中国テック媒体TechNode(テックノード)によると、市場規制当局は買収を5条件付きで承認した。統合後の値上げ、無料コンテンツ比率の引き下げ、特定の事業者だけに利用を認める独占ライセンス契約などが制限された
  • Dolphin Research(ドルフィン・リサーチ)は会社開示を基に、喜馬拉雅の寄与を除く既存事業の増収率を約1%と試算した

事業上のポイント

TechNode(テックノード)によると、テンセント・ミュージックは喜馬拉雅を約26億ドルで買収した。中国の市場規制当局は、統合後の値上げ、無料コンテンツ比率の引き下げ、独占ライセンス契約などを禁じる5条件を付けた。

買収後初の四半期決算では、喜馬拉雅から連結後約1カ月半で4.07億人民元の収入が加わった。一方、喜馬拉雅の連結は、無形資産の償却を通じて営業費用も押し上げた。

Dolphin Researchの試算では、喜馬拉雅の寄与を除く既存事業の増収率は約1%にとどまる。公式開示では、喜馬拉雅の連結が、売上に占める粗利益の割合を示す粗利益率にプラスに作用した。ただし買収後の運営は、価格、無料提供、ライセンスの各条件による制約を受ける。

— 読後の印象を教えてください — Tell the desk

記事に登場するエンティティ
関連記事