規制・法務 · Regulation & Compliance
音楽家4人、Sunoを氏名・声の無断利用で提訴
米国の音楽家4人が、AI音楽サービスSunoによる氏名・声の無断利用を主張して提訴した。集団訴訟としての認定はまだ受けておらず、著作権侵害は請求していない。
AI音楽サービスSunoが、音楽家の氏名や声を無断で利用したとする訴訟を起こされた。原告4人は集団訴訟として扱うよう求めているが、集団としての認定はまだ受けていない。
- 公開ドケットによると、訴状は8月31日に米マサチューセッツ連邦地裁へ提出された。事件番号は1:26-cv-14005
- 原告は13州とプエルトリコのパブリシティ権を根拠に、氏名や声など本人を識別する要素の無断利用を主張している
- 訴状にはカリフォルニア州の判例法と、イリノイ州の生体情報プライバシー法に基づく請求も含まれる
- 原告は、アーティスト名を入力して生成した出力を例示した。Sunoは過去に、学習用メタデータへアーティスト名を使わず、名前を含む入力も遮断すると説明しており、原告側はその実態を争っている
- 訴状は損害賠償、利益の返還、州法が認める場合の懲罰的賠償、差し止めを求める。請求額は特定されていない
事業上のポイント
今回の17件の請求に著作権侵害は含まれない。Bloomberg Lawは、請求が生成物と既存曲の類似性に依存しない点を強調した。Music Business Worldwideも、著作権ではなく音楽家のアイデンティティー利用を問う訴えだと報じている。Sunoにとって、今回の係争は著作権とは別の州法上の権利にも及ぶ。
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