規制・法務 · Regulation & Compliance

音楽権利会社Round Hill、SunoとAnthropicを著作権侵害で提訴

Round Hill MusicがSunoとAnthropicを別々に提訴した。無断学習などは原告の主張で、各訴訟の提示額は裁判所が認定した賠償ではない。

音楽権利会社Round Hill Musicと関連5社が、AI音楽のSunoと生成AI企業Anthropicを相手取り、米カリフォルニア北部地区連邦地裁へ別々の著作権侵害訴訟を起こした。Round Hillは、両社が許諾なく楽曲をAI学習に使ったと主張している。

  • Suno事件は8月17日に提起され、Sunoのほかデータ収集会社Bright Dataの2法人も被告となった
  • Round Hillによると、両訴状には代表例として500曲を添付し、今後「1万曲以上」へ対象を広げる可能性がある
  • 両訴訟は、故意の侵害1作品につき最大15万ドルの法定賠償を請求。Round Hillは各事件の総額が数億ドルとなり、10億ドル前後に達する可能性もあると説明した
  • Round Hillは、アクセス制御の回避と著作権管理情報の削除・改変も主張している
  • 同社CEOは和解を前提にせず、裁判まで進める意向を示した

事業上のポイント

現時点で確認できるのは訴状の提出であり、侵害や故意性、賠償額は裁判所が認定したものではない。各事件で訴状に添えられたのは500曲だが、Round Hillは対象を1万曲以上へ広げる可能性を示す。訴状で示す上限計算は、実際に追加される作品数に加え、侵害と故意性が認定されるかで変わる。

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