規制・法務 · Regulation & Compliance

カイロ経済裁判所、違法配信網StreamEastの運営者2人に実刑 閉鎖済みドメインにも閉鎖命令

2025年8月に摘発・閉鎖された違法配信網StreamEastについて、カイロ経済裁判所が運営者2人に各2年の実刑と罰金を科し、複数ドメインの閉鎖を命じた。

閉鎖から約1年、違法配信網StreamEastに刑事判決が出た。カイロ経済裁判所は運営者2人に実刑を言い渡し、複数のドメインの閉鎖を正式に命じた。

  • 運営者2人には各2年の実刑が言い渡され、端末や金融資産などの没収も命じられた
  • 刑事罰金は1人当たり550万エジプト・ポンド(約11万ドル)。民事請求を起こしたケーブル・ネットワーク・エジプト(Cable Network Egypt、CNE)の請求も認められ、賠償額の最終確定前に認める仮賠償と訴訟費用が加わった
  • ネットワークは120超のドメインを使い、閉鎖前までの累計訪問は16億回を超えた
  • 著作権侵害対策団体のクリエイティビティ・エンターテインメント連合(ACE)とエジプト当局が2025年8月に摘発した
  • すでにACEへ移転していた複数ドメインについても、裁判所が閉鎖を命じた。別の金融捜査は継続している

編集部の視点

今回の判断は、運営基盤の停止だけで終わらず、運営者の刑事責任を問い、資産没収まで命じた点が重要だ。ACEと放送業界誌BroadcastPro ME(ブロードキャストプロME)は、今回の判断が著作権侵害を刑事手続きで取り締まる際の先例になり得るとみる。だが、法的な先例として定着するかは、今後の事件で同じ考え方が採用されるかを見極める必要がある。継続中の金融捜査で追加処分が出るかどうかが、今回の判決の影響範囲を判断する材料になる。

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