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作詞作曲側の全米団体 NMPA、AI 音楽の Udio・KLAY と業界横断ライセンス — 「レコード会社と同水準」の対価を勝ち取る

AI 学習の対価はレーベルの個別和解が先行し、作詞作曲側は置き去りだった。全米音楽出版社協会(NMPA)UdioKLAY と結んだ業界初の横断ライセンスは、学習対価で楽曲を原盤と同水準に扱わせる枠組みだ。訴訟と契約を並走させる音楽出版の二正面戦略が、配分構造を変えにいく。

作詞作曲側の全米団体全米音楽出版社協会(NMPA)が、AI 音楽企業 2 社と業界横断ライセンス契約を結んだ。契約先は UdioKLAY で、学習対価をレーベル(原盤)と同水準にする、出版社会員向けでは初の枠組みとなる。

  • NMPA は 6 月 10 日の年次総会で契約を発表。会員はオプトイン(参加を自ら選択する)方式で加わり、Udio 分は週明けから、KLAY 分は今夏に受付を始める
  • Udio は大手レーベルの提訴を経て 2025 年 10 月に UMG、11 月に WMG と和解しライセンスへ移行。KLAY も同 11 月に UMG・WMG・Sony Music と原盤・出版双方で契約済み
  • 同じ総会で NMPA は、SpotifyAmazon のバンドル料率による法定料率の引き下げで、2024 年以降に約 5 億ドルの価値が失われたと報告
  • 2025 年の米出版収益は 73 億ドルで、前年の 70.4 億ドルから増加

編集部の視点

全米音楽出版社協会(NMPA)が共通条件を作ることで、各出版社は UdioKLAY と個別に交渉する費用を減らし、レーベル並みの学習対価へ参加できる。AI 企業も権利者ごとに契約を作るより、会員をまとめた窓口から利用許諾を得やすい。ただし参加は出版社ごとの選択なので、全楽曲を一括で使えるわけではない。集団契約は交渉力の差を縮めるが、権利の分散まで解消しない。

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