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Netflix、日本アニメ戦略を「独占購入」から制作段階の共創へ — MAPPA 提携と『超かぐや姫!』が示す配信主導メディアミックス

完成品の独占購入からスタジオとの共同開発へ。Netflix は全権利を抱えず「メディアミックスのプロ」と組む方向へ軸足を移し、配信先行→劇場の逆ウィンドウで 20 億円ヒットを生んだ『超かぐや姫!』が新モデルの実証例となった。

Netflixが日本アニメ戦略を、完成作品の独占購入から制作の企画段階で関与する「共創」へと転換した。象徴は1月20日発表のMAPPAとの戦略的パートナーシップで、新作を企画段階から共同開発し世界190以上の国・地域へ独占・同時配信する。

  • MAPPAとの提携ではグッズ化まで含め新作を企画段階から共同開発。大塚学社長は「スタジオ主導でメディアミックスを進めていきたい」と語る
  • ツインエンジン配給『超かぐや姫!』は1月22日のNetflix世界独占配信を先行させ2月20日に劇場公開する逆ウィンドウ興行。19館から3月に100館超へ拡大し、4月には興収20億円・動員100万人を突破しロングランを継続
  • ローカライズは吹替視聴が8〜9割を占め、歌唱パートは英語・フィリピン語・タイ語・スペイン語・ポルトガル語の5言語に翻訳
  • 会員の2人に1人が日本アニメを視聴し視聴時間は過去5年で3倍。Toho Studiosとの製作提携で日本の制作基盤も倍増する

編集部の視点

Netflixは完成品を買うだけでなく企画段階から入ることで、190 以上の国・地域へ同時に届けやすい作品とローカライズを早く設計できる。一方、MAPPAはグッズ化まで含むスタジオ主導の展開を掲げる。配信先行後に劇場を 19 館から 100 館超へ広げた『超かぐや姫!』も、配信が興行の代替ではなく需要を確かめる入口になった。両者は権利を一方へ集めるより、世界配信と周辺収益を得意な側で分担して回収機会を増やしている。

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