規制・法務 · Regulation & Compliance
ドイツ地裁、KinoGOのDNS遮断を確認 81.5%は固定基準か未確定
違法コンテンツ比率の推定下限は82.4%。CUIIの記録は補充性と比例性を条件にした遮断ルートを示す。
ドイツの海賊版サイト「KinoGO」を巡り、ケルン地方裁判所は2026年7月3日、ISPにDNS遮断の設定を求める権利を確認した。CUIIは同サイトを構造的な著作権侵害サイトと位置づけ、遮断は合理的かつ比例的だとした。
- 代表的な無作為標本では、違法コンテンツの割合を95.5%の信頼水準で82.4〜94.6%と推定。CUIIは合法コンテンツを量的に重要でないと評価した
- CUIIによると、根拠はドイツ・デジタルサービス法(DDG)8条。媒介者が侵害に利用され、ほかに救済手段がなく、措置が合理的・比例的であることが条件となる
- 権利者は合理的な範囲で運営者やホスティング事業者を先に追及する必要があり、KinoGOではこの補充性要件が満たされた
- 2025年3月のCUII勧告は、違法コンテンツが少なくとも81.5%なら合法分を明確に上回ると記載。TorrentFreakは、KinoGOの下限82.4%を同媒体が確認した公開済み判断で最も低い下限と報じた
事業上のポイント
今回の記録が示すのは、2025年6月以降、権利者がまず1社のISPを提訴し、裁判所の確認後に参加ISPが追随するDNS遮断ルートと、補充性・比例性を含む適用条件だ。82.4%は過去の81.5%との近さが注目される一方、81.5%が一般的な固定基準だとは確認されていない。
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