広告・収益化 · Advertising & Monetization
F1、2027年の広告予算を前倒し ファンの関心維持へ
F1が翌年の広告予算を前倒しで使っていることが取材で明らかになった。米国の視聴推計と、広告主がファンに接点を持つ方法を伝える。
自動車レースのF1が、ファンの関心を保つため広告予算の執行を前倒しした。Digiday(ディジデイ)の9月17日の取材記事で、マーケティング部門の幹部が2027年の予算から広告費を回したと明かした。
- 同幹部は、レース日程の混乱を受け、ファンの関心を維持するため支出を増やす必要があったと説明した。具体的な金額は示していない。
- Samba(サンバ)が同誌に提供した推計では、モンツァで開かれたイタリアGPの米国での視聴世帯数は前年より15%増えた。平均視聴時間も78%伸びた。
- F1が8月17日に発表した広告キャンペーン「Five Lights(ファイブ・ライツ)」の展開期間は、8月16日から9月13日。SNSやデジタル媒体のほか、英国と米国の広告掲出場所も対象とした。
事業上のポイント
広告会社M+C Saatchi Sport + Entertainment(M+Cサーチ・スポーツ&エンターテインメント)のスポーツ部門責任者バレリー・ミドルトン氏は、データを需要と視聴手段が一時的にかみ合っていない状態と捉えている。同氏が広告主に提案するのは、体験型イベント、SNS広告、クリエイターを起用した施策だ。有料視聴の枠外に一時的にいるファンにも、こうした方法で接点を持てるとみている。
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