規制・法務 · Regulation & Compliance
ブラジル政府、Discordを提訴 子ども保護策と5億レアルを要求
年齢確認や危険配信への対応を巡る司法手続に加え、ライブ配信を止める行政措置も続く。
ブラジル政府が、Discordの子ども保護と危険コンテンツ対策を巡り、民事公益訴訟を起こした。別に、データ保護当局によるライブ配信停止措置も続いている。
- 連邦総弁護庁(AGU)は8月25日、子ども、若者、女性、動物の権利保護策と、権利保護基金への5億レアルの支払いを求めて提訴した
- 緊急措置として、年齢確認や16歳以下の保護者連携、危険なライブ配信の検知・中断などを要求。15日以内に履行しない場合の日額50万レアルも求めた
- APが入手した25ページの訴状は、年齢確認と利用者保護に重大な穴があると主張する。Discordは、政府の措置は過剰で、安全対策と法令順守を正確に反映していないと反論した
- データ保護当局ANPDは8月12日、子ども保護策を事前承認するまで「Go Live」などの動画共有機能を停止した。違反認定時は、1件につき最大5,000万レアルの制裁があり得る
事業上のポイント
司法と行政の二つの経路で、Discordの機能と安全運用が対象になっている。ANPDの措置はサービス全体の遮断ではなく、ライブ配信機能の停止だ。再開には保護策の実装と当局の事前承認が要る。一方、訴訟では保護者管理、地元警察との協力、危険コンテンツの自動検出・削除が裁判所への要求段階にあり、Discord側は政府の評価を争っている。
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