規制・法務 · Regulation & Compliance

アニメの感想動画削除に投稿者が反発、業者は有料の本編提供を問題視

投稿者は批評を加えた動画の利用を正当と主張。削除申請を行う業者は、無料動画から有料の本編視聴へ誘導する運用を問題視している。

アニメを見ながら感想や反応を伝える動画の削除を巡り、投稿者と著作権保護業者の見解が分かれている。米メディアのThe Verge(ザ・ヴァージ)が9月11日、双方とYouTube(ユーチューブ)への独自取材を報じた。

  • 投稿者のニコラス・ライトは、著作権保護業者Remove Your Media(リムーブ・ユア・メディア)の削除申請を受け、60本超の動画が一時削除されたと説明した。
  • ライトが受けた著作権侵害の警告は12件超。その後、警告は解除され、チャンネルも削除されていない。
  • 投稿者側は、感想や批評を加えた動画は、一定条件で無許諾利用を認めるフェアユースに当たると主張する。
  • ユーチューブは権利の帰属やフェアユースを裁定せず、有効な削除申請に対応すると説明した。公式ヘルプでは、有効な異議申し立てが申立人に送られると、申立人は米国の10営業日以内に法的措置の証拠を示す必要がある。示さなければ、投稿者自身が消した場合を除き動画が復元される。

事業上のポイント

リムーブ・ユア・メディア側が問題視するのは、無料の動画からPatreon(パトレオン)の有料ページへ誘導し、無許諾のアニメを1話丸ごと見せる運用だ。同社のエバン・ストーンは、解説を加えても正規の視聴に代わるものになると主張する。

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