コンテンツ投資 · Content Investment

TVING、20〜30 代の精密狙いで連続ヒット — 大型予算ではなく IP とターゲティングで配信の採算を底上げ

TVING が「ユミの細胞たち」シーズン 3 と新作の連続ヒットを、巨額制作費ではなく 20〜30 代への精密なターゲティングで作った。同四半期に約 192 億ウォンの営業赤字を抱える同じプラットフォームで、採算改善の道筋を示す動きだ。

TVING が、巨額の制作費を投じずに連続ヒットを出した。鍵は 20〜30 代への精密なターゲティングで、恋愛ドラマ「ユミの細胞たち」シーズン 3 と新作「The Legend of Kitchen Soldier」が牽引した。

  • 「ユミの細胞たち」S3 は有料会員寄与(有料会員の獲得・維持への貢献度を示す指標)で公開週から最終週まで 1 位を維持し、シーズン 1 比 226% の成長を記録(シーズン 2 はシーズン 1 比 88% 増、シーズン 3 はシーズン 2 比 73% 増)
  • 新作「The Legend of Kitchen Soldier」は公開週の有料会員寄与で、TVING が過去 3 年に出した全ドラマの中で最高を記録
  • 同じ四半期、CJ ENM の TVING は約 192 億ウォンの営業赤字を計上(要因はワールド・ベースボール・クラシック〈WBC、野球の国際大会〉の中継権費用と広告の閑散期が重なったこと)
  • TVING の会員数は前年同期比 37.3% 増、広告収入も同 35.3% 増と伸びている

編集部の視点

TVINGの四半期赤字は、低予算のドラマ戦略が失敗したことを意味しない。『ユミの細胞たち』はシーズンを重ねて会員寄与を伸ばした。新作も過去三年で最高の寄与を記録している。作品投資が効率的でも、WBCの権利費を含むサービス全体の採算は別に悪化し得るため、作品の成果とプラットフォーム損益を分けて読む必要がある。

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