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AI で楽曲を作る Suno、独立アーティストに助成金「Spark」 — 規約に「批判しない」条項、訴訟の渦中で味方を増やす

生成AIで楽曲を作る Suno が、独立アーティストへ助成金を出す支援策を始めた。だが参加規約には、同社を否定的に語らないよう求める条項が潜む。無断学習で訴えられている当事者が、当のクリエイターに金銭を渡す構図である。

生成AI(文章や画像、音楽などを自動で作る人工知能)で楽曲を制作するSunoが、独立アーティスト向け支援プログラム「Spark」を6月25日に始めた。数千〜数万ドルの助成金や先輩アーティストの助言、マーケティング支援を提供する一方、参加規約には同社を批判しないよう求める条項が含まれると音楽業界誌が報じた。

  • Suno公式は「アーティストは創作の主導権と商用の権利を保持する」と説明している。
  • 規約の「Good Vibes Only(良い雰囲気だけで)」条項は、Sunoや同社の人員・製品を否定的に語る発言を禁じ、違反は打ち切りの事由になるとMusic Business Worldwideが報じた。
  • 規約はさらに、参加者の作品や氏名・肖像を契約期間中とその後の販促に使う権利をSunoに与えるとされる。
  • UMGSony MusicはSunoを著作権侵害で提訴中で、対象曲は6万1,026曲に拡大、賠償総額は90億ドルを超える可能性がある。
  • 一方WMGとは2025年に和解しライセンス提携へ転じている。

編集部の視点

創作の主導権を本人に残すという説明だけでは、Sparkの交換条件は見えない。参加者は助成と制作支援を得る一方、Sunoは作品、氏名、肖像を販促に使い、批判を禁じる条項も置くと報じられた。これは作品開発への投資であると同時に、参加アーティストの発言と支持を自社の宣伝へ結びつける契約である。

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