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MetaのAI画像生成機能「Muse」、ハリウッド反発で公開2日後に撤回
MetaがInstagramの公開アカウント写真からAI画像を生成する新機能「Muse Image」をデフォルトopt-outで公開したところ、大手タレントエージェンシーCAAと俳優組合SAG-AFTRAが即座に反発し、2日で撤回に追い込まれた。
MetaがInstagramの公開アカウントの写真をもとにAI画像を生成できる新機能「Muse Image(ミューズ・イメージ)」を公開した。ハリウッドの業界団体が即座に反発し、公開からわずか2日で機能が撤回された。
- 7月8日に公開されたMuse Imageは、Instagramの公開アカウントのハンドルを入力するだけで、そのユーザーの写真を元にAI画像を生成できる機能。デフォルトopt-out方式(利用を望まない人が自分で解除する仕組み)で、全公開アカウントが自動的に対象となり、拒否には手動設定が必要だった
- 公開当日、大手タレントエージェンシーCAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)が声明で「いかなる第三者も、名前・肖像・声・創作物を、明確で文書化された同意なしに使用すべきではない」と反対を表明。俳優組合SAG-AFTRAも「明確かつ目立つオプトインが不可欠」「計算違いも甚だしい」と批判した
- 7月10日、Metaは他ユーザーをタグ付けしてリミックスする機能を削除した。「有用なクリエイティブツールを提供するつもりだったが、この機能は的を外した」とコメントした。CAAは「迅速な判断を称える」、SAG-AFTRAは「勝ちは勝ちだ」と反応した
編集部の視点
生成AI機能の初期設定ひとつが、クリエイター側の権利意識とどれほど衝突しやすいかを示す一件だ。opt-outという設計は開発側の利便性を優先するが、肖像や創作物の利用同意をめぐってはopt-in(利用者が同意した場合のみ対象にする方式)が業界の共通認識になりつつある。声明から撤回まで2日という速さは、エージェンシーと労働組合の交渉力を裏付けている。Metaが同機能をopt-in方式で再展開するか、それとも肖像利用のAI機能そのものを棚上げするかが次の観測点になる。
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